成果志向の人は、ゴールテープしか見ていない。途中でどんな山や沼を越えたかより、最後に立っている場所がすべてで、そこに辿り着いたなら細かい話は流してしまう。結果が出た瞬間に世界が確定する感じが、わりと気持ちいい。 一方でプロセス志向の人は、道のりそのものを見ている。どう考えて、どこで悩んで、何を選んだかに価値があると思っていて、結果だけ切り取られると置き去りにされた気分になる。うまくいかなかったとしても「ちゃんとやった」という手応えがないと納得できない。 この二人が同じ場にいると、「結果出したんだからいいでしょ」と「それは再現できないよね」がぶつかる。前者はスピードを愛し、後者は積み上げを信じている。 結局どちらも、怖れているものが違うだけなんだと思う。成果派は努力が報われないことを、プロセス派は頑張りが無かったことにされるのを怖れている。その違いが、評価へのこだわりとして表に出ているだけだ。
組織のために個人があるのだ、という考え方、いわゆる全体主義と、組織は個人の活動のためにあるのだ、という個人主義は相容れない。
飲み会や、家族を含んだイベント、社員旅行などを必要とする人々と、会社の人とは仕事以外ではかかわりを持ちたくない、という人々は、あまり相いれない。前者はしばしば成果よりも人間関係を重視する傾向にあるし、後者は人間を「成果を上げるためのパーツの一つ」と思う傾向にある。
組織はできるだけ早いスピードで大きくしなければならない、という人々と、マネジメントが困難なサイズまではむやみに大きくしない、という人々とでは会社の運営に対する考え方が全く異なる。前者はしばしば、恐ろしく挑戦的な目標を掲げるが、成功すればリターンは大きい。後者は慎重に組織を運営するので崩壊しにくいが、大きな成功を一夜にして成し遂げる、という訳にはいかない。
「積極的に会社が教育してくれるんでしょ?という人々と、「結局、頼りになるのは自分だけでしょ」という人々は話が合わない。
成果のみで評価する、という会社と、成果よりもむしろプロセスに評価の力点を置きます、という会社では成果に対する考え方が全く異なると言ってもよい。
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成果志向の人は、ゴールテープしか見ていない。途中でどんな山や沼を越えたかより、最後に立っている場所がすべてで、そこに辿り着いたなら細かい話は流してしまう。結果が出た瞬間に世界が確定する感じが、わりと気持ちいい。
一方でプロセス志向の人は、道のりそのものを見ている。どう考えて、どこで悩んで、何を選んだかに価値があると思っていて、結果だけ切り取られると置き去りにされた気分になる。うまくいかなかったとしても「ちゃんとやった」という手応えがないと納得できない。
この二人が同じ場にいると、「結果出したんだからいいでしょ」と「それは再現できないよね」がぶつかる。前者はスピードを愛し、後者は積み上げを信じている。
結局どちらも、怖れているものが違うだけなんだと思う。成果派は努力が報われないことを、プロセス派は頑張りが無かったことにされるのを怖れている。その違いが、評価へのこだわりとして表に出ているだけだ。