「積極的に会社が教育してくれるんでしょ?という人々と、「結局、頼りになるのは自分だけでしょ」という人々は話が合わない。
同じような能力と考え方を持つ人々で組織を構成したいか、それとも能力も考え方もバラバラな人々を組織化することを選択するか。前者の集団は同調圧力が高い一方で、目的が明確ならば強い力を発揮する。
トップダウンが好みか、ボトムアップが好みかという話だ。いつの時代にもカリスマが好きな人は数多くいるし、権威が嫌いな人もそれと同じくらい数多くいる。
組織はできるだけ早いスピードで大きくしなければならない、という人々と、マネジメントが困難なサイズまではむやみに大きくしない、という人々とでは会社の運営に対する考え方が全く異なる。前者はしばしば、恐ろしく挑戦的な目標を掲げるが、成功すればリターンは大きい。後者は慎重に組織を運営するので崩壊しにくいが、大きな成功を一夜にして成し遂げる、という訳にはいかない。
前者は「会社の競争力は本質的に個人に属するもの」と考えており、後者は「会社に属するもの」と考えている。クリエイティブ(と当人たちが考えている)仕事ほど、前者を志向する。
職人志向の人は、会社に来ているというより「自分を出しに来ている」感じがする。やり方や判断に自分の色が出ていないと落ち着かなくて、代わりが効くと言われると、存在ごと薄まった気分になる。責任は重いけど、そのぶん手応えがない仕事には耐えにくい。 一方で標準化志向の人は、個人が抜けても回る世界を愛している。属人化という言葉を聞くとちょっと眉をひそめる。自分が抜けても回る環境は、逃げじゃなくて合理だと思っている。 この二つのタイプが同じ職場にいると、片方は「魂が足りない」と思い、もう片方は「再現性がない」と思っている。どちらも相手を責めているわけじゃないのに、見ている価値が違いすぎて噛み合わない。 特定の誰かがいないと困る世界か、誰が来ても大丈夫な世界か。どちらを心地いいと感じるかは、その人が仕事に何を求めているかの表れなんだと思う。自分を強く出したいか、肩の力を抜いて回り続けたいか。その違いが、職場の相性を決めている。
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職人志向の人は、会社に来ているというより「自分を出しに来ている」感じがする。やり方や判断に自分の色が出ていないと落ち着かなくて、代わりが効くと言われると、存在ごと薄まった気分になる。責任は重いけど、そのぶん手応えがない仕事には耐えにくい。
一方で標準化志向の人は、個人が抜けても回る世界を愛している。属人化という言葉を聞くとちょっと眉をひそめる。自分が抜けても回る環境は、逃げじゃなくて合理だと思っている。
この二つのタイプが同じ職場にいると、片方は「魂が足りない」と思い、もう片方は「再現性がない」と思っている。どちらも相手を責めているわけじゃないのに、見ている価値が違いすぎて噛み合わない。
特定の誰かがいないと困る世界か、誰が来ても大丈夫な世界か。どちらを心地いいと感じるかは、その人が仕事に何を求めているかの表れなんだと思う。自分を強く出したいか、肩の力を抜いて回り続けたいか。その違いが、職場の相性を決めている。